骨格ストレート✖️顔タイプキュートの攻略法

2024-03-07 2024-03-22

s-style

ファッション診断が主流になってテレビや雑誌、YouTubeで解説を読み込む人も多いと思いますが、それぞれの診断を深く理解しているつもりが、途中から診断同士のぶつかりあいが始まって迷宮に迷い込む人も少なくありません。当サロンにも診断に振り回されてお疲れの表情でいらっしゃる方もちらほら。今回は皆さんが最も知りたいであろう骨格✖️顔タイプ別に細かく解説をしていきます。

骨格ストレートのゴールは着痩せが前提

まずそれぞれの診断が目指しているゴールを明確にしましょう。骨格ストレートと診断された場合、着膨れに注意するようにアドバイスを受けます。なぜならストレート体型は身体に厚みがありガッチリしている人が多いので、服の素材や形を間違えると肩周り・胴周りが膨らみ出して太って見える事が多いからです。Vネックやシャツが似合うとされている理由は視覚的にもスッキリ見えするアイテムだからです。「着痩せすることを最優先」にしている理論と、着痩せを目的にするのではなく顔の雰囲気に合わせたアイテムをよしとする顔タイプの理論との間で攻防が生まれます。

これが顔タイプキュートで骨格ウェーブであれば着地点が類似しているので理論同士がぶつかる事はありません。最も混乱しやすいのはキュート✖️ストレート。

Vネックとシャツが似合わない顔タイプキュート

骨格ストレートであっても、V ネックやシャツが似合わないのが顔タイプキュートさん。うさぎやリスさんのような可愛い顔をしている人は、洋服もふんわりとフリルなど柔らかな生地で、デザインも曲線的でカジュアルな服が似合います。ただボリューム感が出やすいストレートの人がそのまま着ると事故る確率が高くなり・・・、かと言ってVネックやシャツなどスッキリ見えするスタイルにすると地味すぎてつまらない人になるジレンマが発生します。

さぁ。どうしましょう。これらのジレンマの解消ポイントを解説。

①デニム生地を採用する

まずデニム地が得意。童顔なキュートさんはデニムのカジュアルな雰囲気が似合い、生地の程よい厚みが身体をスッキリと包み込み膨らみを抑えてくれます。

参考サイト　楽天ファッション　https://brandavenue.rakuten.co.jp/item/KJ8814/?scid=cn_brn_ds_gdr_pmax&argument=82yBxCqe&dmai=pmax&gad_source=1&gclid=CjwKCAiAxaCvBhBaEiwAvsLmWExry3SWVl7PXT0tjUDHjja2XhUXuzc-SFV_Cf7MWaAlPJuudVyskxoCbdsQAvD_BwE

膨らみやすい胸まわりや胴の部分をスッキリ抑え、裾に向かってヒラヒラとドレープが入るデザインなら余計な着太りを回避しつつ可愛い雰囲気に。インナーに抜け感のあるシースルートップスを合わせたら春に真似したい装いが完成します。それからもう１つ。Vネックが苦手でもスクエアネックタイプは似合いますので思いっきり胸元を開けたい人はご安心を。

②柄だけキュートにする

生地や形の冒険ができない分、柄で勝負してカジュアルで可愛い雰囲気を作りあげるのも１つです。

参考サイト　JENNE https://www.parisjenne.jp/

ギンガムチェックで腰回りの広がりを抑えるフレアタックのスカートも可愛い雰囲気に。生地そのものに張りがあることで横への広がりも抑えられます。柄で可愛くシルエットでスッキリを心がけます。

③服ばかりに期待せず小物で勝負

服の形や素材はストレートの寄せ、小物を思いっきりキュートに寄せてみることもできます。

参考サイト　https://shopping.geocities.jp/styleforme/?sc_i=shp_pc_store-item_strh

ジャンパースカート系のものはカジュアル感が出やすいのでキュートタイプが得意なアイテム。深いVネックが鋭角すぎて顔の雰囲気に負けてしまいそうになりますが重ね着やアクセサリーを利用してみると解消します。

小物や靴をカゴバックやバレエシューズーなどにした方が雰囲気が出てきますね。骨格と顔タイプが提案するものが真逆で悩む人は、服に執着せずに小物に全振りもあり！と思います。

これが実例

当サロンではショップ同行が人気メニューの１つです。あらゆるタイプの方の服をこれまでプロデュースしてきました。顔タイプキュート、でも骨格ストレートの人はどんな形であれば着太りせずにふんわり柔らかい雰囲気を出せるのでしょうか。実例をご紹介します。

まず大切なのが素材感。とろみのある素材にして身体のラインを拾わないように。柄がなく無地の場合は形で華やかさを出す必要がありますが、どこに立体感を出すかは個体差があるので慎重に見極めます。肩周りの膨らみや胸のトップにギャザーが入るものはNG。首周りが詰まりすぎると窮屈で着膨れしやすいのでボウタイで空き具合を調節できるタイプだと尚いいで。ドロップショルダーも身幅が大きくなりやすいのでセットインスリーブが理想です。

かなり細かい部分を確認しながら慎重に服をご提案します。理想的なブラウスが見つかったことでネイビーとオフホワイトの色違いでご提案しました。

この写真を見てキュートタイプにしてはキレイめすぎるスタイルなのでは？と感じた方はとてもよく勉強されている証拠です。

このお客様は60代であること。ご主人とお食事やライブを楽しまれているライフスタイルだということ。ブラウスが欲しいと思っていたこと。などの要因を鑑みて選んだ１枚になります。似合う服を選ぶということは、その人のライフスタイルをプロデュースすることにもなります。単純に理論だけでは選べない現実があり、それがまたショッピングの醍醐味です。

あなたが感じていたモヤモヤが解消できれば幸いです。

🔶養成講座も人気です。ショップ同行をメニューに加えて差別化を図りたい方へ。実践型のコースです！