骨格ストレートさんのカーディガン事情

皆さんこんにちは。パーソナルスタイリストの魚住です。少し春めいてきてウールの重たいコートを手放せる時期になってきました。春への準備は進んでいますか?

三寒四温のこの時期に活躍するカーディガンは便利なアイテム。でもなんとなくカーディガンが似合わないと感じつつ、その違和感が説明できない為についつい手にしている方にぜひ読んで欲しい内容です。実際にお客様にアドバイスをした内容をお伝えしますが、昔の私もその違和感からカーディガンを手放した1人でもあります。

カーディガンに違和感を感じる理由

骨格ストレート・顔タイプソフトエレガントの方がお見えになりました。バリバリ仕事をこなす聡明で素敵な女性でした。お写真掲載の許可をいただいております。

骨格ストレート スタイルアップ

左の写真が普段着コーデ・右の写真がサロンでお着替えコーデ

まず、撮影している角度が違いますのでその説明から始めます。真正面からの写真よりも斜めから撮影している右の写真の方がすっきりマイナス3キロ程度に見えませんか?身体に張りや立体感を感じる方の場合、通常は真正面から撮影した方がすっきり見えることが多いのにこの違い。トップスの使い方の差です。左のカーディガンコーデを見て下さい。右の写真と比べるとちょっとムチッとした感じに見えませんか?ボタンを開けて縦長ラインを作ればスッキリ見えると聞いたのに・・。なんでかな?と感じているそこのあなた。

その理由を解説していきましょう。次の写真を見て下さい。

骨格ストレート スタイルアップ

ムチっとしたように見えるのは赤で示した雪だるまのような「モコモコライン」が、骨格ストレートさんが持つキレイなデコルテ部分を邪魔しているからです。ストレートの方は胸元を深く開けても貧相に見えないとっても女性らしく美しいデコルテをお持ちです。藤原紀香さんのようなスタイルに憧れる人も多いですよね。

でも重ね着をする時には注意が必要です。この「モコモコライン」は必要ありません。上半身が必要以上に大きく見せると”たくましい人”という印象を周りに与えるので、レースなどの女性らしい服を着たい時にイメージダウンにつながります。

女性らしさを表現するならしなやかさや可憐さ、セクシーなどの表現がしっくりきますね。洋服を着る時には自分の身体の形を見極めて錯覚を利用するとオシャレにみえます。

どちらの写真も首元が詰まっていますが、すっきり見えるか膨らんで見えるかはデコルテの見せ方でおおよそ決まります。

ネックレスはどうなるか?

レッスンの途中でネックレスをした方がいいですよね?と質問がありました。どうなるでしょう。下の写真を見比べてみて下さい。

骨格ストレート ネックレス

ネックレスが目立つようにあえて大粒のパールを使っています。よく骨格ストレートさんは鳩尾くらいの長さのネックレスがいいですよとアドバイスされることもあるようですが、気をつけないと右の写真のような問題が起こり「膨らみライン」を作ってしまうことがあります。立体的なボディーに沿うようにネックレスが左右開いてしまうことが・・・。こうなるとネックレスは必要ないな・・・となりますよね。

ネックレスは必要ない!と割り切ってしまうのもあり。理論通りに鳩尾までの長さを守らなくても大丈夫です。

全ての理論が当てはまるわけではない

体型は10人いれば10人が違います。ひとりひとり顔が違うのと一緒です。自分の法則を見つけることが大事です。ただ理論でお伝えするよりも実際にお着替えして体感してもらうことで学んでほしいと思っています。座学でマスターするよりもその方が単純に楽しいからです。

毎日のオシャレが楽しくなりますように。

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