女性のお悩み第1位【肝斑】の隠し方 メイク編
肝斑(かんぱん)とは何ですか?
40代を超えるとファンデーションのノリが悪くなると感じる人が多くなります。しかもファンデーションをつけると逆にシミが浮き上がってくると訴える人も少なくありません。肌をきれいに見せようと頑張っているのに逆効果。どうしてでしょう?
実はシミだと思っている頬の色ムラは40代以降の女性に多く見られる肝斑(かんぱん)であることが多いのです。
両方の頬に左右対称にできることが多く、範囲が広くなるので目立ってきます。ストレスやホルモンの影響だと言われています。対策として専門のクリニックでピコレーザー治療やビタミンCやトラネキサム酸などの内服で対応できます。シミのケアと同様にUV対策も欠かせません。色々な対策を根気よく続けなければ改善されず大きな悩みにつながる女性が多いのです。
お風呂上がりに自分の顔にできた肝斑を見ては落ち込む・・とご相談を受けたこともありました。
本記事では15年以上メイクアドバイスを続けてきた私がメイク初心者でも簡単に解決できる方法をお伝えします。

メイク以外にも根本解決が期待できそうな美容医療は高額になることも多いので慎重に選びたいところですが、効果が保証されるわけではありません。ここでは誰でも気軽に試せる方法をお伝えします。
メイクをすると肝斑が濃くなる
なかなか厄介な肝斑ですが、ノーメイクでいる時よりもメイクをすることで逆に肝斑が濃く浮き上がって見える事があります。隠そうと思ってファンデーションを厚塗りしたら余計に浮き上がって見えたり、メイクの最後にチークを使った途端に「こんにちは」と再出現・・。今までにも同じようなお悩みの方に多くお会いしました。
具体的なメイク方法をモデルさんと一緒に説明していきます。
メイクもお上手でオシャレなM様。両頬にうっすらと浮かび上がる肝斑が悩みの種でした。肝斑は薄い茶色であることが多いのでチークのオレンジに反応してボヤッと浮かび上がっていました。

ここまで濃くなるとメイクでカバーすることは無理なのでしょうか?と心配のご様子。いえいえ、ご安心ください。簡単に隠せる方法があります。
肝斑が茶色っぽい場合はオレンジやピーチ系のコンシーラーを使用して肝斑の色自体を中和します。この中和作業は通常の下地を肌全体に使った後、気になる部分にだけ重ねて使います。オレンジのコンシーラーは世の中に沢山売られていますが、肝斑をカバーしようと思ったら中途半端なオレンジ色を使用しても効果なし。思い切ってびっくりするような濃いオレンジを使用しましょう。
色々なお客様のお悩みを解決する中で分かったプチプラで最も効果の高いアイテムがこちらです。オレンジが濃いので少量を使います。1210円で効果が高いコスパ最高のアイテムです。
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【使い方】このオレンジをそのまま指か筆に取って直接気になる肝斑部分につけてください。もし色白さんでオレンジが肌から浮きすぎて濃すぎるかな?と思ったら手持ちのリキッドコンシーラーと混ぜてから使用しても問題ありません。私が今回レッスンで使用したコンシーラーはディオールのものです。硬すぎず、緩すぎずフィット感が最高です。こちらはハイブランドの商品なのでデパコスで5000円近くしますが、時間が経ってからメイクが崩れる心配もないし少量を使うだけなので頻繁に買い足す必要もありません。
(広告)一般的に混ぜやすい色は「1N」のカラーです。
実際に上記の2点を混ぜるとこんな感じに馴染みます。肝斑カバーはたとえ色白さんでも濃いオレンジ色を作ることが大切です。

手の甲で混ぜて出来上がった色を指かブラシで肝斑の上に直接馴染ませてください。あれ?濃すぎるかな?と思う色で大丈夫です。最終的にその上からファンデーションを重ねることになるので心配いりません。
肝斑カバーする→ファンデーションを付ける→フェイスパウダーをつける→仕上げにチークを入れる。これがベースメイクの工程です。最後のチークで失敗していた方もこの工程で解決すると思います。
ではご紹介したモデルさんのメイク後の写真をお見せします。肝斑がほとんど目立たなくなていて美人度が更に上がりました。頬全体にモヤモヤしていいた色ムラがなくなるとこんなにも安定した印象に変わります。

メイク慣れしたいたモデルさんでしたが、これにはご本人もびっくり仰天。よーく見ると薄っすら色が残りますがゴリゴリとファンデーションを厚塗りする方法で完全カバーをするよりも透明感が残るので自然な仕上がりです。特に40代以降は引き算メイクを心がけ、清潔感のある仕上がりを目指してください。
高い美容医療に頼らなくてもお悩みが解消されたことにとても感激していただけました。ちょっとしたコツを知るだけで毎日のメイクが楽しい時間になるでしょう。
複合的なアプローチ
今回はメイクによる解決方法を中心にご紹介しましたが、食生活・ライフスタイル・ビタミンCなどの内服薬、外用薬、皮膚科での専門的治療を組み合わせて解決することも可能です。特に日頃の紫外線対策はどんな時でも行ってください。肝斑の悪化を防げます。ホルモンバランスが崩れ始める年代の女性はお悩みが多岐に渡りますが、自分に負荷をかけすぎない範囲でお悩みに向き合うことも心地よく生きるマインドだと思っています。
保湿は全ての基本になるので必ずしっかり行いましょう。肌の弱い40代の筆者が最近たどり着いたシートマスクはこちらです。Amazonで買うと7枚入り518円。ドラックストアで買うよりお買い得です。若い子だけでなく大人年齢の皆さんもおすすめしたいマスクです。
朝晩と1日2枚使うので多めにストックしています。

これからも女性のお悩みを解決すべく自分自身の経験に基づいた有益な情報をシェアしていくつもりです。読者の皆さんには自分に見合った方法・アイテムを見つけ変な情報に惑わされず賢い美容投資をしてほしいと願っています。悩み多き大人世代も自分を愛して楽しく生きていきましょう。
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