骨格診断『ウェーブ』さんがテーパードパンツが似合わなかった理由
骨格ウェーブさんはパンツ選びが苦手
一般的に骨格診断で「ウェーブ」と診断される方はパンツ選びに苦労している傾向にあります。なぜなら太ももは細いのに膝下ががっちりしてしまうアンバランス感や、ウエストが細いのに足の付け根の張りが邪魔して最後までズボンが上がらない・・・など既製品の中からピッタリのサイズを選び出すこことが難しいからです。
下半身よりも上半身が華奢で痩せてみられることが多いので、洋服のシルエットで工夫して身体の上下のボリュームを整えます。
とはいえ、最近のトレンドが下重心になるので今っぽさを出したい人は身長なども考慮してややワイド系のパンツを取り入れていくとのもオシャレです。
ネットでも骨格タイプ別に沢山の情報を拾えるので、どんな形のパンツを選べば良いかご存知の方も多いと思います。王道の似合う形はスキニーパンツ・クロップドパンツ・テーパードパンツの3つ。これらは3種の神器に入ります。

テーパードパンツが骨格ウェーブに似合う理由
上記3タイプのうち圧倒的に人気の形がテーパード型です。スキニータイプやクロップドタイプはやや古い印象になり、あまり市場にも出回っていません。テーパード型ならあらゆるブランドで取り扱いがあります。似合う理由は以下の通り。
- シルエットの特徴
テーパードパンツは足首に向かって細くなるシルエットを持ち、これは足の付け根部分がが横に広がりやすい骨格ウェーブの特徴を上手にカバーしてくれます「お尻が大きい」というコンプレックスからも解放されるでしょう。 - 足首見せ
足首を見せることで抜け感が生まれて重い下半身に軽さを出しすっきりと軽く見える効果があります。 - 素材
多くのテーパードパンツは柔らかい素材で作られてている事が多く、これは骨格ウェーブの柔らかい肌質と相性が良い場合が多いです。 - ウエスト位置
テーパードパンツは一般的にハイウエストやミドルウエストのものが多く、これは骨格ウェーブの細いウエストを強調しつつ足長効果が見込めるのでスタイルアップにも繋がります。
私もショッピング同行をしながらお客様にお似合いになるパンツを探してアドバイスしていますが、ウェーブ体型の方はO脚の方も非常に多く足が真っ直ぐキレイに見える形をお望みです。腰回りにタックが入るデザインを選べばスッキリ綺麗に履きこなせます。

テーパードタイプが似合わない理由
ただし!パンツを選んだあとの微調整が重要になることも知って下さい。上記の3枚の写真でも微妙に形が違っていて、合う・合わないが発生します。ちなみに一番右のパンツのラインが綺麗でスッキリ見えました。そして意外と見落としがちなのがウエストの作り方。ベルトタイプはウエスト絞りが得意なウェーブさんには強い味方です。
また、骨格ウェーブ体型の方の中に肩幅の広いお客様もいらっしゃいます。肩幅が広い方はテーパード型を選ぶことで必要以上に上半身が大きく見えてしまうことがあります。その場合はタック入りのストレートパンツを選ぶようにしてください。
似合う予定のパンツを購入したお客様
サロンにもお手持ちのお洋服を持ち込むお客様が沢山いらっしゃいます。この日もウェーブさんがパンツ選びに苦戦してトータルプロデュースレッスンにお越しになりました。ネットで情報を拾い、似合うであろうテーパードパンツを買ったはずがどうにもしっくりこないと言うのです。似合わない理由がわからないままモヤモヤを抱えていらっしゃいました。
どれどれ、実際に着替えていただいてその原因を探ってみましょう。

こちらは全体のシルエット。上半身が寂しくならないようにパフスリーブのトップスを着て華奢な肩周りを上手にカバーし、シンプルでありながらも上品な装いです。一見すると上下の重心バランスもいいし気になる下半身のボリュームも抑えられているので特に違和感は感じないようにも見えます。もうすぐ産休を終えて職場復帰を控えているお客様でしたので子育て中でも動きやすく、カジュアルになりすぎないスタイリングを希望されていました。
ただ本人にとってはこの形が大きな違和感。「このパンツを履くとスッキリしない!!!何かが違う・・・」と言うのです。
その理由はズバリ丈の長さと生地の重さです。元の長さのままでは足首の太い部分が強調され重たい印象になっています。テーパードタイプという形を守ったとしても生地に重みがあるので丈を微調整しないと一気にスタイルダウンしていきます。
また下半身が浮腫みやすい人も多いので浮腫が出やすい部分を目立たせてしまうのはNG。夕方になると浮腫で足がパンパンになるウェーブさんも多いので「うん、うん。その通り!」と共感していただけるかと。
前出の②の足首見せができていなかった事が違和感の原因でした。

八分丈・九分丈を意識するようにすると一気に軽さが出て全体のバランスが整います。この時は夏場でサンダルを履いていただいてますが、ストラップがあることでより足元が締まりました。これがいわゆる微調整です。
鏡の前でササっと長さを調節してあげたら、お客様が歓声をあげてました。何度も何度も色々なパターンでコーディネートを組んできたのに全く気が付かなかった視点を指摘されたとおっしゃってました。生地感も大事なポイントです。形があっているはずなのに「なんだかもっさり感」が出るようなら、生地の厚みで足元でダブつき重たくなっている可能性があります。
足首を出しにくい冬のシーズンは何を履く?
では足首丈が難しい秋冬のシーズンは何に気をつけて選べばいいのでしょうか。以下がポイントになります。
- ハイウエスト
この理論は秋冬関係なくオールシーズン採用できるポイントです。足長効果抜群でありウエストにデザイン性のあるパンツも多いので積極的に活用してください。 - 徹底的に素材にこだわる
冬はフルレングスのパンツを選ぶことになるため、素材の軽さやストレッチ性が大事になります。薄手の生地だと寒いかな?と感じる方は保温性のある下着やタイツをインナーに着用するのはいかがでしょう?
まずは素材の軽さ・柔らかさを重視して選んでください。 - 細身のシルエット
下半身に重さが出ないよう、ストレートタイプやスキニータイプを選びましょう。ウェーブ体型でワイドパンツが似合ってくるのは身長165センチくらいの方です。

ショップ同行の依頼も多いウェーブ体型さん
基本的に華奢な体型ゆえ、自分にあった服が選べない方も多く特に生地が重くなる秋冬はショップ同行の依頼が倍増します。ダボダボにならないようなシルエットでスタイルがよく見えて防寒もバッチリしたい。そんなご要望に溢れています。よくある失敗はコートの重みで肩が凝る。他の骨格の方からすればたかがコートで肩が凝る?と半信半疑かもしれませんがウェーブさんには珍しくない深刻な問題です。

上記の写真はショップ同行中の1枚です。トップスは肩周りにあるファー素材が上半身の華奢さをカバーし、パンツはウール素材のストレートタイプで美しいシルエットを作りました。秋冬は足元の抜けが狙えない分、ファー素材で感覚的な軽さを演出できます。
コート選びに苦戦している人はケープタイプがおすすめです。丈が短いので重心は上がってスタイルアップは叶うし、カシミヤ素材なら薄くて暖かい。アウターは予算に応じて様々なタイプをご紹介しています。

いかがでしたでしょうか?この記事を読んで骨格ウェーブのお悩みが少しでも解消されたら幸いです。
骨格ウェーブと言っても体型には個人差があります。ネットの情報を集めても自分のバランスが分からない方はスタイリングができるプロの診断をおすすめします。当サロンではリピーター様向けのショッピング同行が大人気。実店舗に足を運びその場で似合うものを提案しております。
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